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スポーツ・運動の実施意欲についてのアンケート結果

【調査背景】

障害のある方のスポーツや運動に対する意欲を知ることで、障害のある方が運動やパラスポーツの機会を得るための糸口を探る。

【調査概要】

<調査日>2020年11月2日(月)~11月16日(月)
<調査対象>ミライロ・リサーチのモニター会員
<回答数>258人
<調査手法>Webアンケート

Word版は以下からダウンロード可能です:スポーツ・運動の実施意欲についてのアンケート結果

サマリー

[1]運動やパラスポーツをしていない理由として、「活動したいが、自分に合った運動やスポーツの情報がない」が全体で最も多い34%の回答を集めた。次いで、「活動したいが身体的にできない」が30%の回答を得た。(P.11)

[2]未実施理由の原因が解消されれば運動もしくはパラスポーツをしてみたいかという質問に対し、「非常にそう思う」「どちらかというとそう思う」と回答したのは合わせて75%であった。パラスポーツをしていない者は全体の86%、運動をしていない者は36%であり、パラスポーツや運動をしていない理由として「身体的にできない」と回答した者も、自分が活動できるパラスポーツに出会えておらず、この回答を選んだ可能性が考えられる。

まとめ

スポーツ/運動実施の上での課題と解決策を問う設問では、約30%の回答者が課題があったと回答した。

パラスポーツや運動ができる施設やスタッフに、障害のある人が利用する際の想定が十分になされていないことも推測される。そのため、パラスポーツや運動を実施するための環境を整える必要があると考えられる。

本調査に関してご不明な点等ございましたら、お気軽に下記までお問合せください。
ミライロ・リサーチ事務局
Email:info@mirairo-research.jp
電話番号:080-4705-5419

【第1回ミライロ・ドリームキャンペーン】視覚に障害があるミライロ・リサーチモニターの夢を叶えてきました!(後編)

今回は、記念すべき第1回「ミライロ・ドリームキャンペーン」の様子をまとめました!

後編では実際に走っている様子を写真と動画で紹介しています。

 

⇓前編の記事はこちら⇓

【第一回ミライロ・リサーチキャンペーン】視覚に障害があるミライロ・リサーチモニターの夢を叶えてきました!(前編)

 

貸し切りの会場に

今回は、せっかく夢を叶える貴重な機会であること、そして、周囲に気兼ねなく、思い切り走れるということから、群馬県前橋市にある「正田醤油スタジアム群馬」を貸し切りにしました!

正田醤油スタジアムの全体写真

あいにくの曇天ですが、身体を動かすにはピッタリの気温!

 

1周400mの広々としたトラックにスタッフも大盛り上がり、その長さを聞いた中島様も「おぉ…」と感嘆の声をあげていらっしゃいました。

ストレッチをしている様子

走る前は怪我を防ぐためにもスタッフと一緒に入念にストレッチ

過去に怪我をして痛めてしまった脚に負担をかけないように、充分に身体を温めます。

 

いよいよ本番

スタジアムの広さや構造を把握していただくために1周ウォーキングした後、いよいよ、100mを走ります!

過去の脚の怪我、そして見えていないことが信じられないほど、軽快な走りです。

走り終えて伸びをするご主人

ゴールに居た奥様と並んで「気持ちいい!」と伸びをするご主人

 

広いスタジアムで散歩を楽しむ2人の様子

午後の間はスタジアムを貸切っていたため、休憩中にお二人でゆっくりスタジアムを散歩されていました。並んで歩くお二人の後姿がとっても素敵でした♪

 

せっかく広いスタジアムなので400mも走っていただきました。

ご主人のペースは崩れることなく、颯爽と最後まで走り切りました!

動画では分かりづらいですが、最後の直線ではスパートをかけています。

後半にかけてスタッフは顎も上がり、声も出ないほどバテているのに対し、走り終わった後も余裕のあるご主人でした。

奥様からご主人へ、ご主人から奥様へ

最後に、夢を叶えたお二人に感想をお伺いしました。

スタッフ:奥様からみて今回の企画はどうでしたか?

奥様:実は、来週夫の誕生日だったのでちょうど良い誕生日プレゼントになりました。楽しそうだったので、それだけで満足です。なかなか走ることもできなかったので、心からよかったなと感じています。(ご主人を見ながら)またどこかで走りましょう。

スタッフ:夢をかなえたご感想をお願いします。

ご主人:家の前のアスファルトでも凹凸があるなどで躓くことがあるので、路面状態が気になってしまいます。転びそうになる時に、うまく手をつけなかったりするんです。そのような状況なので、走ることも諦めていました。

でも、今日は陸上競技場で走ることができて、かつロープなどの配慮があって気持ちよく、楽しく走る感覚を思い出すことができました。素晴らしい競技場を取っていただいて、妻からミライロの企画を誕生日プレゼントとしてもらえて、すごくうれしかったです。記憶に残る誕生日プレゼントになりました。

(奥様について)いつもよく面倒を見てくれるし、いろんなところで手助けをしてくれます。自然にそれができるのはすごいなあと思います。本当に、いい人と出会えました。

スタッフとの記念写真(ドローンで上空から集合写真を撮影)

最後にスタッフと記念写真をパシャリ。

 

素敵なご夫婦お二人をお見送りして、スタッフも心が晴れるようでした。
スタッフにとっても、忘れられない1日となりました。

引き続き、ミライロ・リサーチでは、障害のあるモニターの夢を叶えるお手伝いを続けてまいります。第2回目も、皆様からのご応募、お待ちしております!

 

【ご協力いただいた企業様】

場所提供:群馬県立敷島公園 指定管理者 敷島パークマネジメントJV(代表企業 (株)オリエンタル群馬)

撮影協力:株式会社シアン

【第1回ミライロ・ドリームキャンペーン】視覚に障害があるミライロ・リサーチモニターの夢を叶えてきました!(前編)

10月某日、ミライロ・リサーチモニターの夢が1つ叶いました。
それは「一人で思い切り走りたい」という願いでした。
今回は、記念すべき第一回「ミライロ・ドリームキャンペーン」の様子をまとめました!

 

そもそもミライロ・ドリームキャンペーンって??

ミライロ・リサーチのイメージ画像
株式会社ミライロが運営する調査サービス「ミライロ・リサーチ※」が企画した、初めての試みです。

※ミライロ・リサーチ https://mirairo-research.jp/

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、ミライロ・リサーチに登録いただいている障害のあるモニター様に何かワクワクをお届けできないか、とスタッフでアイディアを持ち寄って企画したのが「ミライロ・ドリームキャンペーン」。ミライロ・リサーチにご登録いただいている、障害のあるモニターの夢を叶える企画です。
「1人ではなかなか難しかったあれ、サポートがあればできるかも」「障害特性のためにあきらめていた挑戦をしてみたいな」といった夢を募集しました。
ありがたいことに、第一回目の応募総数は112名。
「ハングライダーで空を飛びたい(60代男性/下肢・体幹)」「小さいころから耳が聞こえませんが、正しい音程で歌を歌ってみたいです!(40代女性/聴覚障害)」「リングでレスラーと戦ってみたい(40代男性/視覚障害)」
それぞれ想いをのせた素敵な夢をたくさん応募いただきました。
そして、記念すべき第1回目の1名を選出しました。

 

見えなくなって諦めた夢を叶えたい

今回夢を叶えることになったのは群馬県にお住いの中島様ご夫婦。
奥様から「主人の『思い切り走りたい』という夢を叶えたい」とご応募いただきました。
当選のご連絡はお電話でしたが、奥様は驚きのあまり「えっえっえっえっえっああっあっえッ??」と電話口でかなり動揺していらっしゃいました。
予想以上に当選を喜んでいただけたため、スタッフも嬉しくて笑ってしまったのを覚えています。

 

夢を叶える当日、できるだけご満足いただくために、オンラインで3回にわたって打ち合わせを行いました。
当日までのオンライン打ち合わせの様子
オンラインでの打ち合わせの様子
スタッフ:当選が分かったときはどんな気持ちでしたか?

ご主人:正直、「えぇ!!」と声に出してしまって、驚きを隠せませんでした。うれしいというより、ピンと来ない…応募して自分が当選したということは、あまり応募者がいなかったのかな…?と思っていました(笑)。

(奥様が)連絡を取り合っているというのを聞いて、「本当なんだ…」と思いました。半信半疑でいましたが、打ち合わせをしてやっと現実だと理解しました(笑)。
スタッフ:じゃあ、今までは嘘だと思っていたんですね!(笑)奥様は何故応募してくださったのでしょうか?

奥様:キャンペーンを見た時に、以前「自分一人で走りたい」と言われたのを思い出したんです。せっかくだから応募してみようって軽い気持ちで応募しました。まさか本当に当選するとは全く思っていませんでした…(笑)。
スタッフ:奥様の当選時の驚きっぷりは、予想以上だったので、私もすごく嬉しかったです(笑)。なぜ、今回夢として走ることを選んだのでしょうか?

ご主人:見えなくなってきたのが30歳手前くらいですかね。見えなくなる前は学校へ行って、走っていたのですが、目が見えにくくなるにつれて、車に乗れなくなり、自転車も乗れなくなり、徒歩になって、できないことが増えていきました。それで、ある時に、近所の子供と鬼ごっこをしようとしたんですよね。その時に怖くて走れなかったんです。一人で走ることの難しさを感じて…それ以来走れなくなりました。
過去にバイクの事故で膝の内側を怪我して、全力で走ることはできないと言われていたこともあって、走ることはほとんど諦めていました。
それで、夢を聞かれた時に、一番最初に「走りたい」と直感的に思ったんです。
打ち合わせを経てお二人の想いを知り、スタッフの準備にも熱が入りました。
夢を叶えた当日の様子は後編でお伝えいたします!
⇓後編の記事はこちら⇓
【第一回ミライロ・リサーチキャンペーン】視覚に障害があるミライロ・リサーチモニターの夢を叶えてきました!(後編)

年末年始営業日のご案内

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
年末年始の営業日を下記の通りご案内させていただきます。

■ 年末最終営業日 2020年12月28日(月)
■ 年始営業開始日 2021年1月4日(月)

誠に勝手ながら、2020年12月29日(火)~2021年1月3日(日)まで休業させていただきます。

また、お問い合わせ窓口へのメールにつきましては、1月4日(月)以降のご返信となります。
予めご了承ください。皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、
何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

株式会社ミライロ ミライロ・リサーチ事務局

ミライロ・ドリームキャンペーンについて

ミライロ・リサーチモニターの皆様へ

先日弊社より募集をかけましたミライロ・ドリームキャンペーンについて
数多くの方よりご応募をいただき誠にありがとうございました。

現在当選者の方と夢の実現に向けて鋭意調整を進めております。

準備が整い次第記事を公開いたします。

今後ともミライロ・リサーチをよろしくお願いいたします。

2020年8月27日 ミライロ・リサーチ事務局

身の回りで電子化してほしいものについてのアンケート結果

【調査背景】

障害者が身の回りで電子化してほしいものについてほしいものを調査し、障害者におけるライフスタイルの実態を把握し、QOL*の向上に関する糸口を模索するため。
※QOL…クオリティオブライフ:一個人が生活する文化や価値観のなかで、目標や期待、基準、関心に関連した自分自身の人生の状況に対する認識

【調査概要】

<調査日>2020年6月19日(金)~6月24日(水)
<調査対象>ミライロ・リサーチのモニター会員
<回答数>390人
<調査手法>Webアンケート

 

Word版は以下からダウンロード可能です:身の回りで電子化してほしいものについてのアンケート結果

<サマリー>

[1]身の回りで電子化や電子化が普及してほしいものを得点を振り分けてランキングにした場合、3位「投票権」2位「各種手続き」1位「病気や障害に関わる手帳類」という結果であった。電子化や電子化が普及してほしいものについては病気や障害に関わる手帳類が人数、重要度の両面から必要としている人が多い、と推測される。(P.15)

[2]判子について電子化した方が良いかどうかの設問では、81%の回答者が判子は電子化した方が良いと回答した。電子化賛成派の意見としては「①時代にそぐわない」「②誰かの代わりに押せるものに信憑性がない」「③選択肢として電子化は合った方が良い」などが挙がった。特に「②誰かの代わりに押せるものについて信憑性がない」は、障害者自身が誰かに代わりに押してもらう機会が健常者と比較して多いために出ている意見だと推測される。電子化反対派の意見としては「セキュリティ面」に関する意見が多く見られた。中には文化として残した方が良いという意見も見られた。(P.20)

まとめ

今回聴取した身の回りで電子化や電子化が普及してほしいものについては既に電子化がされているものもある。
これらについては積極的に認知度や使える場所の拡大を行うことで一部の課題が解消されることが期待される。
【既に電子化が行われているものの例】
障害者手帳→ミライロID
お薬手帳→お薬手帳アプリ、など
ポイントカード→各企業のポイントカードアプリ
支払い→電子マネー、QRコード決済など

ミライロIDについてはコチラ⇒https://mirairo-id.jp/

本調査に関してご不明な点等ございましたら、お気軽に下記までお問合せください。
ミライロ・リサーチ事務局
Email:info@mirairo-research.jp
電話番号:080-4705-5419

新型コロナウイルスの流行に伴う「障害者雇用の課題」と「企業の対応事例」についての調査結果

【調査背景】

新型コロナウイルスの流行に伴い、企業の障害のある従業員に対する対応と、障害者の職場環境を整備する際の課題を調査し、社会へ共有するため。

【調査概要】

<調査内容>新型コロナウイルスの流行に伴い、障害のある従業員に行った対応や障害のある従業員への対応に関して不安に思うこと、など
<調査日>2020年4月13日(月)~ 4月27日(月)
<調査対象>企業の人事担当者(障害者雇用の関係者)
<人数>総回答数:68社
<調査手法>Webアンケート

Word版は以下からダウンロード可能です: 型コロナウイルス流行に伴う、障害者の職場環境調査.docx

サマリー

■障害のある従業員に行った対応について
[1]約8割の回答者が、障害のある従業員の働き方に「変化があった」と回答した。
[2]在宅勤務や時差通勤以外にも、自社独自の支援を実施している。
[3]約6割の回答者が、障害のある従業員への対応について「不安はある」と回答した。
[4]精神的なケアや知的・発達障害のある従業へのケアに不安に感じている企業が多数あった。

[1]約8割の回答者が、障害のある従業員の働き方に「変化があった」と回答した。

[2]在宅勤務や時差通勤以外にも、自社独自の支援を実施している。
障害者の職場環境に「変化があった」と回答した企業のうち、
・最も多かった変化は 「在宅勤務・テレワークの推進(41/55社)」
・ 次いで 「通勤方法の切り替え・時差通勤の推進(30/55社)」 だった。
障害のある従業員への対応や職場環境整備についての詳細を回答した61の企業のうち、16社が「障害のある社員に個別に対応している」と回答した。

自由回答では、
・「会社提供のタクシーを手配している」
・「不安になったら誰かに吐き出すよう、精神面のフォローをしている」
・「聴覚障害のある方向けの音声文字変換ソフトの権限者を拡大した」などの声が挙がった。

[3]約6割の回答者が、障害のある従業員への対応について「不安はある」と回答した。

[4]精神的なケアや知的・発達障害のある従業へのケアに不安に感じている企業が多数あった。
「障害者対応について、どんな不安があるか」という設問に対し、身体障害者に関する課題はあまり見られず、
一般的な感染予防やコミュニケーション不足についての不安が多かった。
最も多くみられたのは精神障害や知的・発達障害やに関する不安で、
・「知的障害の社員の方々が、普段通りの勤務を取り戻すのに時間がかかる」
・「不規則な勤務になることによる不調への対応が難しい」という声が目立った。

まとめ

上記の結果から「個別の対応はどのような企業でもできる」ということが分かる。新型コロナウィルス流行のような状況下では、できることから実践し、 改善に向けた取り組みを実施・継続していくことが事例に挙がったような対応へと繋げるポイントと言える。
また、一見、精神障害や知的・発達障害のある従業員の課題は大きいようにも見えるが、課題がある中にも希望はあると言える。これらの障害がある方はこれまでオフィスに毎日出社するのが難しく、働き続けられないケースもあった中で、リモートワークや時差通勤が進んだことにより、こうした方々の働く選択肢は増えていると考えられるためである。
この機会に障害当事者と密にコミュニケーションをとり、より良い職場環境を模索することで、今後の障害者雇用の可能性が大きく広がることに期待ができる。そのためには、今は障害のある従業員の特性に合わせた、個別対応を進めていく必要がある、と考えられる

新型コロナウイルスの流行に伴う「障害のある学生への授業環境」実態調査結果

【調査背景】

障害のある学生への学習環境整備に関する課題を調査し、 社会全体への情報共有及び学習環境改善の促進を行うため。

【調査概要】

<調査日>2020年4月23日(木)~5月8日(木)
<調査対象>アンケート趣旨に賛同していただいた各大学のご担当者
<回答数>35校
<調査手法>Webアンケート

 

Word版は以下からダウンロード可能です:新型コロナウイルスの流行に伴う障害のある学生への授業環境.docx

【サマリー】

[1]障害のある学生に対する普段から行っている施策で最も多かったのは「エレベーターや多目的トイレなどの環境整備を行っている」で83%の大学が取り組んでいる。
一方で、普段から情報保障に関する施策を行っている大学数は50%以下であった。
[2]オンライン授業を導入している全ての大学で、障害のある学生への対応について課題を感じている、または課題を把握できていないという結果であった。
[3]特に情報保障において、「視覚に障害のある学生が在籍する大学では45%」、「聴覚に障害のある学生が在籍する大学では73%」が明確に課題を感じていると回答している。

[1]障害のある学生に対する普段から行っている施策で最も多かったのは「エレベーターや多目的トイレなどの環境整備を行っている」で83%の大学が取り組んでいる。

[2]オンライン授業を導入している全ての大学で、障害のある学生への対応について課題を感じている、または課題を把握できていないという結果であった。

[3]特に情報保障において、「視覚に障害のある学生が在籍する大学では45%」、「聴覚に障害のある学生が在籍する大学では73%」が明確に課題を感じていると回答している。

まとめ

ミライロでは、2020年3月に障害のある当事者(学生に限らない)を対象に新型コロナウイルスの影響について実態調査を行った(参考リンク: https://mirairo-research.jp/post-605 )。
実態調査から、障害のある当事者が新型コロナウイルス流行に伴い困った経験やテレワーク等のオンライン利用において課題を感じていることが判明した。
また今回の大学向けのアンケートでは、オンライン授業の導入により、障害のある学生への対応について、すべての大学で「課題を感じている」または「課題を把握できていない」という結果が得られた。
今後は、オンライン授業導入における課題の解決だけではなく、新型コロナウイルス終息後の大学生活を視野に入れて、対応を考えていくことが求められる。まずは、障害のある学生と向き合い、個々のニーズを把握することからはじめていくことが大切だと考えられる。

新型コロナウィルスの影響実態調査結果

≪調査背景≫

新型コロナウイルスの流行に伴い、障害者がどのようなことに困っているのかを把握するのと同時に、在宅勤務などの勤務形態の変化による課題を調査しました。

≪調査概要≫

<調査内容>新型コロナウイルスの流行に伴い困った事在宅勤務/時差出勤/遠隔会議に関して困った事など
<調査日> 2020年3月5日(木)~ 3月9日(月)
<調査対象>ミライロ・リサーチのモニター会員/ミライロIDの登録者
<人数>  総回答数:411人
<調査手法>Webアンケート


Word版は以下からダウンロード可能です: 新型コロナウィルスの影響実態調査結果.docx

≪新型コロナウィルスによる影響について≫(※自由記述抜粋)

≪サマリー≫

[1]最も多かった回答は「マスクの使用によるコミュニケーションの悪化」 39件/236件
特に相手の口の形を読み取ってコミュニケーションを取ることの多い聴覚障害者は、自由記述に回答した者のうち約9割が「マスクをしている人が多く、口の形を読み取って会話することが難しい」といった内容で答えた。

[2]次に多かったのは「感染症の予防」に関するもの 27件/236件
この内15件は肢体不自由者からの意見だった。中でも多かったものは「車いすのハンドリムを必ず触るため、消毒してもすぐに汚くなっている気がする」という回答だった。また、視覚障害者からも11件の回答を得ており、「日常生活では物を触って確認することが多いためこの時期特に心配である」という意見が目立った。

その他の回答
・車いすでは届かない高さに消毒液が置かれていることが多い(肢体不自由)
・日常生活では物を触って確認することが多いのでこの時期特に心配である(視覚障害)
・マスクをしていると会話ができない(聴覚障害)
・どの情報が正しく、そうでないのか、パニックになってしまう(精神障害)
・「ウイルス」という概念がわからず、マスクの着用を拒否される(知的障害児の保護者)

≪各種テレワークを利用していて困ることや意見について≫(※自由記述抜粋)

≪サマリー≫

[1]制度の利用率や意見は、障害特性によって分かれた
在宅勤務の制度に関しては、視覚障害者から「パソコンの機能やセキュリティの問題」が多く上げられ、パソコン画面の読み上げ機能や点字ディスプレイとの接続などを使用している視覚障害者ならではの課題が目立った。
時差通勤を利用しない理由には、「自家用車で通勤しているため」という回答が多くあり、特に肢体不自由者は、電車通勤にはハード面の課題も多いことから自家用車での通勤を行っている方が多いことが推測される。
遠隔会議は3つの制度の中で一番利用率が高かったが、Q.8の回答では多くの課題も挙げられた。特に視覚障害者と聴覚障害者からは、「聞こえづらい」「会話ができない」といった声が多く、これも見えない、聞こえないという障害特性によるものであった。

[2]制度に対しては前向きな意見が多い 65/124件
Q.9では、在宅勤務・時差出勤・遠隔会議について自由な意見を述べてもらったが、124件の回答の内、65件はポジティブな意見、一方でネガティブな意見は僅か18件であった。 Q.3~Q.8の調査では課題を抽出したため、多くの不満や意見が挙げられたが、これらの意見はあくまでも制度を導入する上での課題であり、制度自体にはポジティブな意見の方が多いことが分かった。

<在宅勤務について困ること>

 ・就労時のヘルパー利用ができない(肢体不自由)
 ・視覚に頼らざるを得ない資料が必要な時に周囲のサポートを受けられない(視覚障害)
 ・電話会議が難しい(聴覚障害)
 ・1人自宅で居ると集中がなかなかできず、思うように仕事が進まない(発達障害)

<時差出勤について困ること>

 ・ノンステップのバスの時間が決められていないため、時間をずらせない(肢体不自由)
 ・時差出勤すれば朝は楽ですが、帰りが遅くなるのも身体が疲れる(肢体不自由)
 ・介護短時間勤務のため対象外にされている(聴覚障害)
 ・基礎疾患も持っているため、自主的に出社していない(精神障害)

<遠隔会議について困ること>

 ・タイピングが遅いためメモを取りづらい(肢体不自由)
 ・会議に使用するソフトが画面読み上げに対応しておらず、操作が困難(視覚障害)
 ・音が悪くて聞こえない。画像が荒くて、口元が見えない(聴覚障害)
 ・部屋が散らかっているので遠隔会議をすることが少し恥ずかしい(発達障害)

 

本調査に関してご不明な点等ございましたら、お気軽に下記までお問合せください。
ミライロ・リサーチ事務局
Email:info@mirairo-research.jp
電話番号:080-4705-5419

年末年始営業日のご案内

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
年末年始の営業日を下記の通りご案内させていただきます。

■ 年末最終営業日 2019年12月27日(金)
■ 年始営業開始日 2020年1月6日(月)

誠に勝手ながら、2018年12月28日(土)~2019年1月5日(日)まで休業させていただきます。

また、お問い合わせ窓口へのメールにつきましては、1月6日(月)以降のご返信となります。
予めご了承ください。皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、
何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

株式会社ミライロ ミライロ・リサーチ事務局

2019年度 ゴールデンウイーク休業のお知らせ

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

誠に勝手ながら、2019年4月27日(土)~5月6日(月)まで、ミライロ・リサーチ事務局は休業とさせていただきます。
なお、休業中に頂きましたお問合せにつきましては5月7日(火)以降順次ご対応させて頂きます。

ご不便をおかけしますが、何卒ご理解いただきますようお願い致します。

年末年始営業日のご案内

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
年末年始の営業日を下記の通りご案内させていただきます。

■ 年末最終営業日 2018年12月28日(金)
■ 年始営業開始日 2019年1月4日(金)

誠に勝手ながら、2018年12月29日(土)~2019年1月3日(木)まで休業させていただきます。

また、お問い合わせ窓口へのメールにつきましては、1月4日(金)以降のご返信となります。
予めご了承ください。皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、
何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

株式会社ミライロ ミライロ・リサーチ事務局

障害者のフィットネスジム利用に関するアンケート~障害者の約8割が障害を理由にフィットネスジム利用に不安を感じている~

≪調査の背景≫
平成24年に策定されたスポーツ基本計画では政策目標として「できるかぎり早期に、成人の週1回以上のスポーツ実施率が3人に2人(65パーセント程度)、週3回以上のスポーツ実施率が3人に1人(30パーセント程度)となることを目標とする。」としています。
しかし、平成27年7月にスポーツ庁委託事業が行った調査によると、障害者(成人)の週1回以上のスポーツ・レクリエーション実施率は19.2%と、目標値を大きく下回っています。
(「地域における障害者スポーツ普及促進事業(障害者のスポーツ参加促進に関する調査研究)」http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/suishin/__icsFiles/afieldfile/2016/05/02/1361888_02_1.pdf)
今回のアンケートは、私たちのスポーツ活動をサポートしてくれる「フィットネスジム」における障害者の利用実態と課題を明らかにするために調査を行いました。

・対象者:ミライロ・リサーチ登録モニター
・調査方法:WEBアンケート
・アンケート実施期間:2017年10月18日~2017年10月25日(有効回答数:203名)

≪調査結果サマリー≫
[1]障害者の全体の約4割が「フィットネスジムに通っている」もしくは「過去に通っていた」と回答。
[2]フィットネスジムに「現在通っている」「過去通っていた」と回答した障害者の約7割が「週1回以上」、日常的に利用していると回答。
[3]フィットネスジムを利用したことがないと回答したうちの約7割が「利用してみたい」と回答。
[4] フィットネスジムを「通ったことはないが体験などで利用した」「1度も利用したことがない」と回答したうちの約8割がフィットネスジムに通うことに「不安を感じる」と回答。
[1] 障害者の全体の約4割が「フィットネスジムに通っている」もしくは「過去に通っていた」と回答。

現在フィットネスジムに通っていますか。

[2] フィットネスジムに「現在通っている」「過去通っていた」と回答した障害者の約7割が「週1回以上」、日常的に利用していると回答。

どのくらいの頻度でフィットネスジムを利用しますか。もしくは利用していましたか。

[3] フィットネスジムを利用したことがないと回答したうちの約7割が「利用してみたい」と回答。

あなたはフィットネスジムを利用してみたいと思いますか。もしくは利用を検討したことはありますか。

[4] フィットネスジムを「通ったことはないが体験などで利用した」「1度も利用したことがない」と回答したうちの約8割が「不安を感じる」と回答。

これからフィットネスジムを利用すると仮定した場合、ご自身の障害を理由に不安を感じますか。不安を感じると答えた方はその理由もお答えください。

「不安を感じる」と回答した理由としては以下が挙がりました。

<視覚障害者が不安に感じる理由>
(※一部抜粋)
・手引きをしてもらえるか不安。
・盲導犬を受け入れてもらえるか、一人でも利用できるかわからない。
・スタッフにどの程度障害に対する知識やサポートに関する知識があるかわからず、不安。

<聴覚障害者が不安に感じる理由>
(※一部抜粋)
・きちんと説明してもらえるか、情報保障がしっかりあるのか不安。
・「聴覚障害者が断られた」というケースを聞いたことがあるので、自分も断られるのではないかという不安がある。
・集団だとトレーナーの声がわからないので不安。

<肢体不自由者が不安に感じる理由>
(※一部抜粋)
・スロープ・障害者用トイレ・通路幅など、車いすで利用できる設備があるか、利用できる器具があるかなどが不安。
・1人ではマシーンに乗れない場合など、介助してもらえるかどうかがわからない。
・障害者は受け入れてもらえないイメージがある。「障害」を理由に断られそう。

≪考察≫
今回の調査では、障害者のフィットネスジム利用意向は高いものの、障害を理由とした不安から、利用を躊躇している方がいることがわかりました。
障害者のスポーツ推進は、スポーツ基本法に基づき、「年齢や性別、障害等を問わず、広く人々が、関心、適性等に応じてスポーツに参画することができる環境を整備すること」を基本的な政策課題として、平成24年3月に文部科学省により策定されています。
しかし現状では、環境整備以前に障害当事者自身の「受け入れてもらえるかわからない」「障害に対する理解がないのではないか」などのソフト面の不安感によりその推進が阻まれてしまっています。不安感の払拭には、ホームページにバリアフリー対応について掲載する、障害やそのサポート方法についてスタッフが学び、発信する等、ソフト面の対応を検討し、周知することも1つの方法です。
障害があっても、スポーツが楽しめるような環境整備を推進していくとともに、その入り口となる歓迎の姿勢を示すことが「年齢や性別、障害等を問わず楽しめるスポーツ」の糸口になると考えます。

≪回答者属性≫

平成30年7月豪雨(西日本豪雨)における障害のある方々の困りごと調査

≪調査の背景≫
平成30年7月豪雨(西日本豪雨)から、もうすぐ1ヶ月が経ちます。多くの方が被害にあわれ、今も避難を余儀なくされている方がいます。移動に不自由を感じている障害のある方にとっては、避難や避難所での生活において多くの課題が見られます。今回の調査では、障害のある方が、豪雨災害に際し、どのような部分に困難に感じ、支援や対策を期待しているのかを明らかにして、今後の災害対策に活用するために実施しました。

・対象者:ミライロ・リサーチ登録モニター
・調査方法:WEBアンケート
・アンケート実施期間:2018年7月20日~2018年7月27日(有効回答数:209名)

≪調査結果サマリー≫
[1]今回の豪雨や浸水被害に対し、全体の約9割が「とても不安に感じた」「どちらかというと不安に感じた」と回答。
[2]不安に感じた理由については、全体の約6割が「歩行や移動が難しく、無事に避難できるかどうか分からない」と回答。聴覚障害のある方においては、「災害や避難に関する最新の情報を受け取りづらい」という回答が多く見られた。
[3]全体の約8割が、避難指示・勧告の情報を「すぐに入手できた」と回答。
[4]全体の約5割が、避難指示・勧告の情報を「テレビで見た」と回答。
[5]避難指示・勧告を受けた人のうち、約8割が「安全の確保ができなかった」と回答。
[7]防災において希望する配慮については、障害種別ごとの特徴がみられた。主に「移動のサポート」「情報保障のサポート」「避難所でのサポート」について意見が挙がった。

調査の詳細記事は株式会社ミライロのホームページに掲載しております。
以下からご覧いただけます。

平成30年7月豪雨(西日本豪雨)における障害のある方々の困りごと調査を実施しました

障害者を理由とした日常のお困りごとに関するアンケート~障害者は公共交通機関で不便を感じている~

≪調査の背景≫
2018年1月30日(火)、 テレビ東京「日経スペシャル ガイアの夜明け」にて、
ミライロ・リサーチに登録する障害のあるモニター様にご回答いただいたアンケートの一部が取り上げられました。
アンケートテーマは「日常生活でのお困りごと」。
障害種別を問わず、たくさんの方々にご回答いただきました。
ご協力ありがとうございました。
今回のレポートでは、お寄せいただいた意見の一部をご紹介いたします。

・対象者:ミライロ・リサーチ登録モニター
・調査方法:WEBアンケート
・アンケート実施期間:2018年1月13日~2018年1月18日(有効回答数:382名)

≪調査結果サマリー≫
[1]全体の約7割が障害を理由に日常に不便を感じることが多いと回答。
[2]障害種別により内容は異なるが、「公共交通機関」で困りごとがあるとの回答が多かった。
[1]全体の約7割が障害を理由に日常に不便を感じることが多いと回答。

普段の生活の中で障害を理由に不便と感じることに出くわすことが多いと感じますか?

[2]障害種別により内容は異なるが、「公共交通機関」で困りごとがあるとの回答が多かった。

障害別のお困りごとランキング

以下、障害種別における「公共交通機関」でのお困りごとと、要望の一部を紹介いたします。

肢体不自由のある方のお困りごと

視覚障害のある方のお困りごと

聴覚障害のある方のお困りごと


(※抜粋)

≪考察≫
今回の調査では、障害種別によりお困りごとは異なるものの、困りごとの多くは、「公共交通機関」で発生することがわかりました。
2020年東京オリンピック・パラリンピックを契機として、様々な企業や団体がバリアフリーを整備していく中、各自治体もその動きを加速させています。
ミライロ・リサーチが事務所を構える東京都渋谷区では2018年6月27日に「渋谷駅周辺地区バリアフリー基本構想」の策定を発表しました。これは、渋谷駅周辺地区において、公共交通機関、建築物、道路、公園等の面的・一体的なバリアフリー化を推進するもので、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー法)に基づいて策定されました。
具体的な取り組みとして、今年の5月末から、障害当事者や高齢者の視点で街の課題を抽出し、改善方法を検討する「まちあるき点検」がスタートしました。区の職員や障害当事者、学生ボランティアなどが一緒になって街の「バリア」を点検する様子はラジオでも取り上げられています。(TBSラジオ:https://www.tbsradio.jp/169172)
高齢者や障害者、ベビーカー利用者など、多様な方々が存在する今日、このような動きを促進するには障害当事者の生の声が必要不可欠です。今後もミライロ・リサーチでは、障害当事者の声を社会に届ける活動を続け、皆さまと一緒に、誰もが安心して暮らせる社会をつくっていきたいと考えています。

たくさんのご回答ありがとうございました。
今後ともミライロ・リサーチをよろしくお願いいたします。

≪回答者属性≫

ミライロ・リサーチのモニター様に店舗改善のためのロールプレイング研修にご協力頂いたフレンチレストラン「THE GATEHOUSE(ゲートハウス)」の記事が掲載されました

株式会社トランジットジェネラルオフィス(※)
がプロデュースした名古屋JRゲートタワーホテル15Fにある
大型フレンチレストラン「THE GATEHOUSE(ゲートハウス)」では、2017年春のオープン前に
ミライロ・リサーチによる障害者対応のロールプレイング研修を実施しました。

(※)「ファッション、建築、デザイン、アート、音楽、飲食をコンテンツに遊び場を創造する」
を企業コンセプトに掲げ、世界一の朝食と称される「bills」や
JR東日本のレストラン列車「TOHOKU EMOTION」や「現美新幹線」などをプロデュースしている。

 


→大型フレンチレストラン「THE GATEHOUSE(ゲートハウス)」

研修にご参加いただいたモニター様には、入店から退店にいたるまでの一連の流れを
実際に体験して頂き、その場で感じた課題や気付きのフィードバック、
また、普段の生活から感じている困りごとの共有をして頂きました。

 


→聴覚障害のある方が接客ロールプレイング研修に参加されている様子

この研修を受けて、「THE GATEHOUSE(ゲートハウス)」では、
障害のある方にも気持ちよくお店を利用して頂くための接客応対スキルの向上や
バリアフリーの見直しを行いました。

 


→天板の高さを工夫したテーブル


→希望に応じて、ベビーチェアの設置も可能

車いすユーザーの方にも楽しめるようにと工夫したことが、
ベビーカーを使うママさんたちの用途にもぴったりでした。
例えば、通路が通りやすくなるようにと広くスペースを設けたことが、
ベビーカーを置く場所の確保に繋がり、
食事をしやすいようにと天板の高さを工夫したテーブルを用意したことが、
ママさんと赤ちゃんの目線が合う安定したベビーチェアの設置に繋がりました。

モニター様の“障害者の視点”が加わることで、
多様なお客様に喜んでいただけるおもてなしを実現した研修事例でした。
詳しい記事の内容は株式会社ミライロホームページに掲載しておりますので
ご興味のある方は下記をクリックしてご覧くださいませ。

株式会社トランジットジェネラルオフィスの記事はこちら

今後とも、ミライロ・リサーチをよろしくお願いいたします。

テレビ東京「日経スペシャル ガイアの夜明け」で、ミライロ・リサーチのモニター様のご意見が取り上げられました

2018年1月30日(火)、 テレビ東京「日経スペシャル ガイアの夜明け」にて、
ミライロ・リサーチのモニター様にご回答いただいたアンケートの一部が取り上げられました。

アンケートテーマは「日常生活でのお困りごと」。障害種別を問わず、
たくさんの方々にご回答いただきました。ご協力ありがとうございました。

番組では、モニターの皆様から寄せられたご意見がパネルで並べられ、
MCの江口洋介さんが、その一部を紹介しました。

放送されなかったご回答は、「調査レポート」にまとめております。

調査レポートはコチラ→https://mirairo-research.jp/post-343

障害者の初詣に関するアンケート~障害者の約8割が初詣に行く~

≪調査の背景≫
年が明けてから、初めて神社や寺院に参拝し新年の願掛けを行う初詣。
障害者差別解消法の施行により、宗教法人などの民間事業者にも、努力義務として可能な限り障害特性や困りごとに合わせて配慮をする「合理的配慮」が求められています。
初詣の参拝者数が日本一の明治神宮では、拝殿にスロープが設置されていたり、お伊勢さんと親しまれている伊勢神宮では、ホームページにバリアフリー情報を掲載したりするなど、一部の寺社仏閣では障害者対応も着々と進められています。
本調査は、障害者の初詣における実態や課題を明らかにするために、調査を行いました。

・対象者:ミライロ・リサーチ登録モニター
・調査方法:WEBアンケート
・アンケート実施期間:2017年12月11日~2017年12月25日(有効回答数:279名)

≪調査結果サマリー≫
[1]全体の約8割が初詣に「毎年行く」または「たまに行く」と回答。
[2]初詣に行くと回答をした人のうち、約6割が三が日に参拝をしている。
[3]参拝する寺社については「毎年決まったところ」「自宅や帰省先の近所」という回答が多くみられた。
[4]参拝する上で必要なサービスや施設については「境内のバリアフリー化」という回答が多かった。特に、「スロープの設置」や「多目的トイレの設置」が顕著であった。

[1]全体の約8割が初詣に「毎年行く」または「たまに行く」と回答

約8割の障害者が初詣に、「毎年行く」「たまに行く」と回答。初詣に行かないと回答した方は、全体の14%に留まりました。

あなたは毎年初詣に行きますか?

[2] 初詣に「毎年行く」「たまに行く」と回答したうちの約6割が三が日の内に参拝をしている

6割の障害者が三が日の間に参拝すると回答、最も多かったのは1月1日でした。

いつ初詣に行きますか?

[3] 参拝する神社はどんなところかという質問に対しては、「毎年決まったところ」「自宅や帰省先の近所」という回答が多くみられた

回答から、比較的慣れている場所や、生活圏に近く、便利な場所が多く参拝されていることが分かりました。

参拝する寺社はどんなところですか?

[4] 参拝する上で必要なサービスや施設については「境内のバリアフリー化」という回答が多かった。特に、「スロープの設置」や「多目的トイレの設置」が顕著であった。

初詣で感じたバリアや、欲しい設備・サービスに関しては、「バリアフリーであること」「混雑緩和」「情報保障」「案内ボランティアの充実」などの意見が寄せられました。

「こんな設備、サービスが整っていれば初詣に行きたい」「初詣で具体的にこんなバリアがあった」等、寺社仏閣に関してご意見、ご要望がございましたら教えてください。


(※抜粋)

≪考察≫
今回の調査で、障害者の多くは参拝に関して、主に2つのバリアを感じていることが分かりました。
1つは、玉砂利や石畳、階段により、車いすや杖をついた状態では参拝ができない等の環境のバリア。もう1つは、フラットな道がどこか分からない、点訳表示や音声案内がないことにより、目的地にたどり着けない等の情報のバリアです。
障害者差別解消法の施行からまもなく2年が経過し、大きな寺社仏閣では、ハード面でのバリアフリー対応が整備されつつありますが、予算や人員などを割けないところでは、整備できていないのが実情です。
参拝経路のバリアフリー化、多目的トイレの設置等の整備が必要ではありますが、コストが大きな設備投資だけでなく、寺社仏閣のバリアフリー情報を公開するなど、訪れる前の不安を解消することも一つの方法です。
障害を理由に、参拝を諦めなくても済むよう、寺社仏閣内のバリアフリー情報の充実やアクセス改善が求められているのと同時に、訪れる障害者と向き合う機会を増やすことが重要と考えられます。

≪回答者属性≫

年末年始営業日のご案内

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
年末年始の営業日を下記の通りご案内させていただきます。

■ 年末最終営業日 2017年12月28日(木)
■ 年始営業開始日 2018年1月4日(木)

誠に勝手ながら、2017年12月29日(金)~2018年1月3日(水)まで休業させていただきます。

また、お問い合わせ窓口へのメールにつきましては、1月4日(木)以降のご返信となります。
予めご了承ください。皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、
何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

株式会社ミライロ ミライロ・リサーチ事務局

賃貸住宅の利用実態に関する調査~障害者の約3割が「入居拒否」「立ち退き要求」を経験~

≪調査の背景≫
2016年12月、障害者差別解消法の施行に伴い、国土交通省は宅建建物取引業者を対象とした対応指針を公表しました。
指針の中では「不当な差別取り扱いの禁止」や「合理的配慮の提供」の具体的な事例が挙げられました。この指針の設定により、これまで人権侵害として行政機関の指導の対象になっていた、障害者に対する入居拒否や立ち退き要求は、明らかな違法行為だと主張できるようになりました。
本調査は、障害者の賃貸住宅における利用実態やニーズについて明らかにするために、調査を行いました。

・対象者:ミライロ・リサーチ登録モニター
・調査方法:WEBアンケート
・アンケート実施期間:2017年9月25日~2017年10月10日(有効回答数:191名)

≪調査結果サマリー≫
[1] 賃貸住宅の利用実態について、障害者の82%が「賃貸住宅に入居している、もしくは入居した経験がある」と回答

[2] 約3割の回答者が障害を理由に「入居拒否」や「立ち退き要求」の経験あり

[3] 賃貸住宅に入居したことがない障害者の約8割が「賃貸住宅の利用に不安を感じる」と回答し、「バリアフリーが整っているか不安」と考えている割合が多かった

[4] バリアフリーの賃貸住宅があれば借りたいかについて、障害者の約7割が「住みたい」と回答

[1] 賃貸住宅の利用実態について、障害者の82%が「賃貸住宅に入居している、もしくは入居した経験がある」と回答

賃貸住宅に入居・入居検討の有無を聞いたところ、82%が「ある」と回答。障害による違いは見られませんでした。

賃貸住宅に入居した経験、もしくは入居を検討した経験はありますか?

[2] 約3割の回答者が障害を理由に「入居拒否」や「立ち退き要求」の経験あり

入居拒否や立ち退き要求の経験の有無を聞いたところ、回答者の25%、数にして42名の回答者が「経験がある」と回答しました。

賃貸住宅を契約・検討する際、障害を理由に入居拒否や立ち退き要求をされた経験はありますか?

[3] 賃貸住宅に入居したことがない障害者の約8割が「賃貸住宅の利用に不安を感じる」と回答し、「バリアフリーが整っているか不安」と考えている割合が多かった

賃貸住宅への入居・入居の検討の経験がない回答者に、障害を理由に賃貸住宅入居に不安を感じるか聞いたところ、80%が「不安を感じる」と回答しました。不安を感じる主な原因としては、「バリアフリーが整っているかどうか」「災害時に情報保障や避難経路があるかどうか」などがあげられました。

これから賃貸住宅に入居すると仮定した場合、ご自身の障害を理由に不安を感じますか?

[4] バリアフリーの賃貸住宅があれば借りたいかについて、障害者の約7割が「住みたい」と回答しました

賃貸住宅がバリアフリーであれば借りてみたいかという質問に対しては回答者の70%が「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と回答しました。

バリアフリーの賃貸住宅があれば借りたいですか?

≪考察≫
今回の調査では障害者の約3割、数にして171人中43名が「障害を理由に入居拒否や立ち退き要求をされた経験がある」と回答しました。また、入居の経験、検討した経験がない方の8割が「障害を理由に賃貸住宅の契約に不安を感じる」と回答しています。
2015年、全国賃貸住宅経営者協会連合会は、宅建業者、管理業者、家主向けに「障害者差別解消法について充分にご理解いただき、障害のある方々への適切なご配慮にお努めください」というタイトルのパンフレットを配布し、「不当な差別取り扱いの禁止」や「合理的配慮の提供」についての理解を求めました。
「不当な差別取り扱い」と違い、「合理的配慮の提供」は法的義務ではなく努力義務であり、提供される側と提供する側の「建設的会話」が必要であるといわれています。
法に従い適切な対応をすることはもちろん、今後は、障害者の不安を取り除く「合理的配慮の提供」のために双方を理解したうえで、柔軟に対応することがますます求められると考えます。

≪回答者属性≫

バリアフリールームの利用実態に関する調査~2020年に向けて、需要が高まるホテルのバリアフリー~

≪調査の背景≫

2020年に向けて国際パラリンピック委員会が第4回事務折衝で指摘した、宿泊施設の客室のバリアフリー化に注目が集まっています。車いすユーザーに対応している客室は、「バリアフリールーム」や「ユニバーサルルーム」とも呼ばれ、障害のある方やご高齢の方をはじめ、多様な方が宿泊しやすいように配慮がされています。(※以下、バリアフリールーム)今回は、今後ますます需要が高まる「バリアフリールームの利用実態やニーズ」について、調査を行いました。

    
・実施期間:2017年8月18日~2017年8月22日
・調査方法:WEBアンケート
・対象者:92名(肢体不自由者※)
 ※内訳:電動車いすユーザー 36名、手動車いすユーザー 37名、
     杖・義肢などの福祉器具を利用 18名、福祉器具の利用なし 1名

 

≪調査結果の注目ポイント≫

・回答者の約8割が「過去にバリアフリールームを利用したことがある」と回答  
・バリアフリールームに求める設備やサービスは1位が「客室が広く、動きやすい」、2位は「バスルーム/トイレに車いすのまま入ることができる」、次いで「宿泊施設全体がバリアフリーである」
・宿泊施設を利用する際に重視していることの3位に「バリアフリールームがあること」がランクイン
・回答者全員が「バリアフリールームが満足できるものであればまた宿泊したい」と回答  

 

≪調査結果の詳細≫

■バリアフリールームの利用実態:全体の81%が「バリアフリールームを利用したことがある」と回答 n=86

「宿泊施設を利用して旅行に行く」と回答した障害者に、バリアフリールームを利用したことがあるかどうかを尋ねたところ、81%が「バリアフリールームを利用したことがある」と回答しました。

 

■バリアフリールームに求める設備やサービス:最も多いのは「客室が広く、動きやすい」こと(複数回答) n=68

障害者がバリアフリールームを利用する際に求めていることを尋ねたところ、最も多いのは「客室が広く、動きやすい」、2番目に多いのは「バスルーム/トイレに車いすのまま入ることができる」、次いで「宿泊施設全体がバリアフリーである」でした。

 

■宿泊施設を利用する際に重視していること:3位は「バリアフリールームがある」こと(複数回答) n=80

障害者に宿泊施設を利用する際に重視していることを尋ねたところ、回答者44%が「バリアフリールームがある」宿泊施設を選んでいることが明らかになりました。最も多かった回答は「価格の安さ」であり、次いで「立地の良さ」がランクインしました。

 

■バリアフリールームのニーズ:回答者の全員が「バリアフリールームが満足できるものであればまた宿泊したい」と回答  n=65

回答者全員が「バリアフリールームが使いやすい、満足できるものだった場合、また宿泊したい」と回答。

 

≪参考:「こんな部屋があったら使いたい」「こんなサービスが特に嬉しかった」≫

今回は全員を対象に、理想のバリアフリールームについて、自由記述として尋ねました。

<回答>※一部抜粋

・トイレと浴室の空間がじゅうぶんあり、使いやすいこと。折り畳み式の車いすをベッド脇に広げておくことができること。電動で背もたれや足元の上げ下げができるベッドがあると嬉しいです。まだバリアフリールームを沢山調べていないので、どこかにあるのかもしれません。サービスで嬉しかったことは、一件ホテルに問い合わせをした時にバリアフリールームの利用料金が高いことに加え、繁忙期のため予算に納まらないことを考慮し「ホテル従業員全員でお手伝いをさせて頂きます」というお返事をもらったことです。実際に車いす介助や車いす置き場の確保と身体介助をして頂きました。とても嬉しかったです。助かりました。今でも感謝しています。(手動車いすユーザー、50代女性)

・部屋のお風呂でも温泉が出るとうれしい。または貸切風呂に風呂用の車いすがあり、それに乗ったまま湯船に入れるといい。(手動車いすユーザー、40代女性)

ベッドとベッドの間を広く、車いすで移乗しやすくして欲しい、何かあったら遠慮なく言ってくださいなど言葉での配慮がうれしかった。設備はもちろん大切だけれど、一言あるだけで安心して、頼みやすい。(電動車いすユーザー、20代女性)

・電動ベットがあり、天井走行移乗用リフターがあるバリアフリールーム。(電動車いすユーザー、50代男性)

・各施設に1室しかバリアフリールームがないところが多いので、室数を増やして欲しい。WEB予約できるようにしてほしい。 (電動車いすユーザー、40代女性)

 

≪考察≫

今回の調査では、車いすユーザーや、義肢装着者などの移動に不便を感じる方々が、客室をバリアフリー化するだけではなく、エントランスや廊下など施設全体のバリアフリー化を求めていることがわかりました。

国土交通省の建築設計標準の改正では、宿泊施設に関して、新築だけでなく、既存の宿泊施設を改善しバリアフリー化を推進することが求められていますまた、バリアフリールームだけでなく、通常の客室高齢者や障害者が利用しやすいよう配慮することが望ましいとの規定が定められ、対応が急務です。

しかし、求められるバリアフリーの設備やサービスの内容は人によって様々です。加えて、宿泊施設にとっては、金銭的にも改装や新築をすることが難しいケースが多々あります。2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けてハード面を整備するとともに、接客のサポートなどソフト面でカバーできるような対応を充実させていくことが、急ぎ求められると考えられます。

 

「美術鑑賞ガイド」に関するインタビュー調査

 

 

点字ブロックと誘導ソフトマットのモニター調査

インナー衣類の開発を目的とした調査

店舗における接客サービスの調査

外食の利用に関する意識調査